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冒険心溢れるノルウェーの人々そしてノルウェーのデザイナー

世界一幸福な国々、北欧の国々はそう言われていますね。

厳しい自然の中、生活を楽しむ北欧の人たち、そんなイメージがあります。ワークライフバランスがとれていて、自分らしく生きることを第一に考える、そんなことが世界一幸福な国と言われる所以であると思います。

 

実際に年間労働時間だけを比べてみても、日本は約1700時間、ただこの数字もサービス残業は含まない統計でしょうから実態を現わしているかどうかわかりません。対して北欧は1400時間、約300時間の差があります。18時間労働として、約38日も余分に働いているのが日本人。それでいて平均年収は日本が450万円程度なのに、北欧の国々は100万円から300万円は高いじゃないですか。ノルウェーに至っては平均年収が900万円に近いですから400万円以上高い。もちろんレートの問題とか、統計の仕方とかいろいろありますが、はっきり言えることは、日本はかなり情けない国であるということ。幸福度でも80位前後ですから。。。

 

さて、そのノルウェーですが、19世紀まではヨーロッパ最貧国の一つでした。それが1970年代からの石油資源開発による経済発展に支えられ、現在では世界屈指の豊かな福祉国家に生まれ変わったのです。急速な経済発展を支えるのが全輸出の約50%を占める石油・ガス産業、平均年収も日本の倍以上というわけです。

 

ノルウェーは北緯57度以上に位置しているにも関わらず、沿岸海域を走る暖流のおかげで高緯度の割には温暖な気候で漁業資源にも恵まれています。国土面積は日本とほとんど同じですが、総人口は約500万人で東京都の半分以下です。ノーベル平和賞やフィヨルド観光など平和で豊かな小国というイメージがありますが、それもここ最近のこと、11世紀までのバイキング時代を経て、14世紀にはデンマークの支配下に、1814年からはスウェーデンの統治に移り、1905年に現在のノルウェー王国として独立、という複雑な歴史を持つ国でもあります。

 

そして面白いのが、偉大な二人の冒険家を持つ国でもあるということ。ナンセンとアムンセンです。ナンセンは1888年に、世界で初めてグリーンランドをスキーで横断した人。そしてフラム号でそれまで挑戦してきたほかの誰よりも北極点に近づくことに成功した人。政治家でもあった彼は、第一次大戦後に国連の難民高等弁務官に就任し、戦争難民の帰国、移住などの救済活動に奔走し、その功績により1922年にノーベル平和賞を受賞した人でもあります。探検による偉業のみならず、さまざまな困難や苦労に立ち向かいながら人道問題にも果敢に挑戦し、多くの人の命を救った真の英雄なのだ。

 

アムンセンはナンセンの影響を受けて探検家になることを決意した人で、世界で初めて南極点到達を成し遂げる。また、1926年には飛行船で北極点へ到達し、同行者のオスカー・ウィスチングと共に人類史上初めて両極点への到達を果たした人物となった人です。

 

そういえば、ナンセンとアムンセンから遡ること800年あまり前にはグリーンランドのヴァイキングが初めてアメリカ大陸に到達したという歴史もあります。ノルウェー人には長い航海に耐える冒険気質がバイキング時代から

そんな冒険心溢れるノルウェーのデザイナー、ピーター・オプスヴィックがデザインした椅子が、「バランスチェア」です。

『背骨について考えると、まっすぐに立った時にできる自然に湾曲した状態が、私は一番良いと思う』というオプスヴィックの考えに基づき開発された椅子。

身体がより自然な姿勢で座る事のできる椅子「バランスチェア」や、高さが成長に合わせて変えられる椅子「トリップ・トラップチェア」など、従来では見られなかった座り方の椅子をデザインしたノルウェー人デザイナーです。

このエルゴノミクス(人間工学)を取り入れた椅子は、ノルウェーはじめ世界各国のデザイン賞を多数受賞しており、デザインされてから約30年経った現在でも世界の数多くの国で人気を得ています。

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