ムーミンが教えてくれたこと

こんな逸話があるそうです。

ムーミンはこれまでに何度もアニメ化されていますが、1969年、1972年にフジテレビで放送された『ムーミン』は作者のトーベ・ヤンソンさんを怒らせてしまったらしいのです。

トーベ・ヤンソンさんは「これは私のムーミンではない」「ムーミンにシャープさがない」「ムーミンの世界に車・戦争・お金はない」などと、ムーミンのデザインやアニメオリジナルの世界観に対してクレーム。制作側も原作者の要望に寄せようと努力はしたのですが、結局打ち切りとなってしまったそうです。

そんなムーミンですが、世界で一番ムーミンの人気がある国が日本だと言われています。認知度調査ではフィンランドで97％の人がムーミンを知っていると答えたのに対し、日本は９８％の人がしっているとか。

ムーミンバレーパークも6月4日から再開されました。

JSショップでも幾つかのムーミン製品を扱っていますよ。

さて、最後になりましたが、お気に入りのムーミン語録をいくつか。

”ひま、やることがない。なんて間抜けなセリフだこと。春は花を見て、夏は太陽を浴びて、秋は落ち葉を踏んで、冬は静かに春を待つの。やることがないんじゃないわ。やることをわかってないのよ。”

”迷わないことが強さじゃなくて、怖がらないことが強さじゃなくて、泣かないことが強さじゃなくて、本当の強さって、どんなことがあっても、前をむけることでしょ。前をね。”

“逆よ、全く逆よ。自分と向き合うにはひとりになるんじゃないわ。いろんな人と関わりあうのよ。お友達とおままごとしろって言っているんじゃないの。自分の知らない、自分を知らない人たちと関わりあうのよ。見えてくるわよ、本当の自分が。”

”ねえムーミン、友だちが、いちばん好きなことをしながら生きていけるようになるって、すてきなことじゃない？”

”みてるわよ、あなたがしていること。
　　あのね、神様じゃないわよ。もうひとりのあなたがあなたを見ているのよ。
　　　見放されないようにね。嫌われないようにね”